{トラディショナル・パドルの使い方}

 ご覧のように、極めて細い。こんな細いパドルで水をキャッチして漕げるのかとお思いだろう。
 市販のワイドブレード・パドルとは少しばかり使い方が違うのだ。ワイドブレード・パドルはパワーフェイスで水をキャッチして推進力を生み出すが、トラディショナル・パドルはパワーフェイスの水をブレード背面へ逃がし、前方へと引き寄せる水流を生み出させ推進力とする。
 強風の中で最小限の力で最大限の推進力を得られるデザインと言うわけだ。ただし、人や地域により様々な漕ぎ方があり、これが正しい使い方だと言えるフォームは無い。
 また、水中での抵抗が小さいため、トラディショナル・パドル独特のリカバリー技術やロール技術が発達している。展示の写真を参考にして頂きたい。

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