2001.2.26 洲澤さんからの手紙 その2「ブレードを前傾させる漕法について」
2月22日にこのHPに掲載した「ブレードを前傾させる漕法について」について洲澤さんに率直な感想をお願いしたところいただいた返事です。
我々が知識として知る数千年のパドリングの歴史の中で、何故、マリジアクの言動を殊更のごとく取り上げ、さもありなんと語らう根拠が僕には理解できないのです。 わたしの資料より、グリーンランド・パドリングについて。 |
どれを、どのように見ても、グリーンランダー達は様々なパドリング・フォームを持っております。 ジョン・D・ヒースにしても、デイビッド・ジマリーにしても、僕の質問に対しては、これが正しい漕ぎ方だなどとは一言も言いません。多くの何故ですかと言う質問に対して、彼らの返答は「理由は判らないが、現地ではそうしていた」と言うだけです。 高坂さんも理解されていると思いますが、どんなに形は似ていても、リジットのカヤックとスキンカヤックは別物です。だから高坂さんも僕も苦労しているでしょう。 それにしても僕は、ジョン・D・ヒース氏のエネルギーには感嘆します。老齢にも関わらず精力的に研究する姿は、自分もそうありたいと願うばかりです。 |
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